第2回ボランティア養成講座を2016年6月18日(土)に開催いたしました。
講 師:Sr. 林 義子 (援助修道会)
テーマ:「聴く、聴く、聴く・・・・」
『いのちの電話』に創設以来かかわってこられたシスター林義子は、その長いご経験から、解決をめざすのではなくただそこにいることの大切さを教えてくださいました。
受講者の方々からの感想をいくつか紹介させていただきます。
・ボランティアの深い意味を教えていただき感謝します。人間の存在は、つながることだと思いました。向き合うこと、共にいること、聴くことの素晴らしさと難しさを深く知らされました。
・経済優先の社会環境の中で、犠牲になるのは『人のいのち』。関わりの希薄さが『人のいのち』の重さ、大切さを失うことにつながっている、というお話から『人はひとりでは生きられない』ということを再認識しました。
・ボランティアとして活動する時は、対相手との距離感の取り方が重要になるのではないかと思いました。顔が見えない電話だからこそ本音が話せるというのが『いのちの電話』の魅力のひとつでもある気がします。
・一日誰とも会話をしていないお婆さまからの言葉、「あなたがそこにいることがわかって良かった」とのエピソードが印象的でした。人に寄りそうということは“解決する”ということではなく、“共にある”ことなのだと思いました。
皆様からの率直なご意見が多く、身の引き締まる思いです。ボランティア養成講座は、東京カリタスの家と受講者さん、そして講師の先生がともに作り上げていくものです。今後が楽しみです。
第3回ボランティア養成講座は、7月16日(土)13:00~です。