理事長挨拶
東京カリタスの家は1969年4名のボランティアによって発足されました。「人生において様々な問題を抱える人々に寄り添い、解決への道を共に考え歩んでいく」というキリスト教精神に基づいた理念によるボランティア活動が当法人の原点です。
その後約50年に亘って、試行錯誤しながら支援の場を広げ、ボランティアによる活動(家族福祉相談室・ボランティア開発養成室)に加えて、発達につまづきのある就学児童を対象にした放課後等デイサービス、創作やグループ活動を通して障がいのある方々の自立を支援する地域活動支援センター、発達支援を必要とする未就学児とそのご家族を対象とした児童発達支援の3事業を運営する法人に成長を遂げました。
効率性が重んじられ、非効率的なものを排除する傾向にある現代社会において、つまづき、障がいにより助けや支援を必要とする人々に寄り添って共に歩んでいく当法人の事業活動は、一層意義あるものとなっています。
当法人の理念、活動をご理解下さった皆様に、ご利用、ご参加いただき、「愛の実践」の恵みを共有していただけることを願っております。
半世紀にわたる当法人の存続は、ご寄付による皆様の支えの賜物でもあります。
ここに感謝申し上げますと共に、皆様に豊かな恵みがありますよう祈ります。
理事長 菊地功
理念
健康で幸せな生活には「身体的」「精神的」「社会的」「霊的」な健全さが満たされることが必要です。
わたしたちは生きづらさや苦しみを負っている方々を兄弟、姉妹として迎え、その困難や苦しみを共に担い、寄り添うことを目指します。
その方が本来持っている「生きる力」が回復され、自分らしく生きることが出来るよう共に歩みます。
東京カリタスの家の祈り
父よ、あなたはおん独り子をつかわして、わたしたちが互いに兄弟姉妹として助け合っていく生き方を教えて下さいました。「これらの小さな兄弟にしたことは、わたしにしたことだ」とのお言葉のように、今日もわたしたちが兄弟として人々を大切にできますように。また、わたしたちがいかに弱くとも、まことのカリタスを通じ、まことのカリタスにおいて人々と勇気をもって共に生きることができますように。
あなたがひろい心で兄弟たちと歩まれたように、わたしたちも互いに信じ、互いにゆるし、心を一つにして支えあうことが出来ますように。イエス・キリストの十字架と復活を通じてわたしたちを今日も明日も新しい人にかえて下さい。
すべての人の助け手である聖母マリア、わたしたちのために祈って下さい。あなたの御子イエス・キリストの聖名によって。アーメン。