2017年度ボランティア学習会

2018年2月3日(土曜日)カトリックセンターホールにてボランティア学習会が開催されました。

今回の学習会にはNPO法人アクセプションズ理事長の古市理代さんをお迎えしてお話を伺いました。古市さんはダウン症のあるお子さんを育てながら、障がいがある人もない人もその人らしく皆が暮らしやすい社会を目指して活動しておられます。

前半は、お子さんを育てる中で直面した様々な壁について、その壁を一つ一つ乗り越えていらした過程を、スライドを使用しながらお話をして下さり、後半はご自分が理事長を務めるアクセプションズの活動についてご紹介下さいました。

アクセプションズは一般社会におけるダウン症理解とその普及を目的とした活動(Buddy Walk Tokyo-ダウン症のある人と一緒に歩く世界的なチャリティウォーキングイベント等)を行うことによって、ダウン症を持った人々やその家族が差別なく健やかに暮らせる地域社会作りを目指すNPO法人です。

最後にセサミストリートの作家でありダウン症の息子の母であるエミリー・パール・キングスレイさんの「オランダへようこそ」(*注)という詩を朗読なさいました。

戸惑いから希望が生まれ、前に進む強い力となって社会的活動に広げていらっしゃるまでの経緯、心の変化まで伝わってくるお話でした。

 

  1古市写真   古市写真2

グループに分かれて話し合いをし、グループ毎に話し合いの結果を模造紙に書いて発表しました。

 

古市写真3

発表された主な内容は、下記のとおりです。

*詩のようにオランダを楽しむポジティブな視点をご家族が持つことできるようにお手伝いをしていきたい。

*障がいのある児童やご家族との関わりを通して、接し方や知識を深めることができる。ボランティアとして共に学び、共に成長し、共に生きる姿勢が大切である

*障がいのある児童は本物を見分ける力があるので、周囲を気にしたり、つくり笑いをしたり等その場限りの対応ではなく、真剣に向き合っていかなければならない。

 

ボランティアとして寄り添うということがどのようなことか、寄り添う為に大切にしていかなければならないことは何なのかということを改めて考える機会をいただいた学習会でした。

 

 

*注 公益財団法人日本ダウン症協会発行 子育て手帳『+Happy しあわせのたね』より転載

出典:「オランダへようこそ」 エミリー・パール・キングズレイ  翻訳・佐橋由利衣

全米ダウン症協会発行の「すばらしい可能性のある未来へ~ご懐妊&新生児のご両親へのガイド」より許可を得て翻訳

(原題 “A Promising Future: A Guide to New and Expectant Parents”)

ボランティア交流新年会

2018年1月20日(土曜日)冬晴れの空の下、カトリックセンターホールにてボランティア交流新年会が開催されました。

柏木洋子当法人理事の心温まる挨拶から始まり、ひまわり(安心して集う場を提供する活動グループ)、折紙(折紙を媒体として老人ホーム訪問等の活動をするグループ)、サロン・ド・あい(喫茶サービスを行い、賛助会活動を支えるグループ)、切手(古切手・書き損じ葉書の整理及び切手を使用したカード作成等を手がけるグループ)のそれぞれの紹介と協力の呼びかけがありました。

HP-1    柏木理事のご挨拶

 

HP-2 HP-3

ひまわりの紹介                  切手の紹介

HP-4

折紙

HP-4

サロン・ド・あい

 

ひまわりグループの味噌汁でお弁当を食べた後に、折紙グループのボランティアによる指導の下、干支にちなんで犬の折紙に全員で挑戦しました。出席者が7グループに分かれ、それぞれが折った折紙を大きな台紙に貼り付けてグループごとにストーリー性のある一つの作品にまとめました。個性的発想で完成させた色とりどりの作品が並びました。

 

サロン・ド・あいのティータイムの後に、グループ対抗の福笑いでも様々な様相のおたふくが出来上がりました。アイマスクをしたメンバーを台紙が掲げられている少し離れた場所に連れて行く行程は、ガイドボランティアの練習にもなり、有意義かつ楽しい時間を過ごすことができました。

HP-5

 

ボランティア同士の交流により連帯感も生まれ、東京カリタスの家を訪れる方々の添え木としてのボランティア活動に気持ちも新たに望む一助となる新年会でした。

2017年度ボランティア養成講座”聴いて行う”第5回「恐れずに一歩を踏み出そう」 副田一朗先生

講師  副田一朗先生 NPO法人市川ガンバの会 代表

テーマ 恐れずに一歩を踏み出そう

 

9月9日のボランティア養成講座は「恐れずに一歩を踏み出そう」というテーマで、ホームレス支援の市川ガンバの会の副田一朗理事長の話を聴きました。

副田さんは元牧師で、以前は九州の教会で司牧をされていましたが、その教会は昼間は信徒で賑わうが、夜から朝にかけては数人のホームレスの方の宿となっていたそうです。朝になり「さあ、お祈りが始まるから教会を出て下さい」と言いながらきれいに着飾った信徒を招き、汚い身なりの人を教会から追い出す、というあり方に非常に心が痛んでいたそうです。それからおにぎりを配るなどの支援活動が始まり、その後千葉の市川の教会に赴任されたのです。礼拝の説教で時々ホームレスの方の話をしていたら、信徒の中から「話だけでなく、支援をしなくてもいいのか」という声が出始め、まず教会からおにぎりを配る活動が始まり、市川市民や行政を巻き込む大きな組織になっていったのです。今回は活動内容ではなく、ボランティアを通して感じられたことや得たことなど、心の部分を話して頂きました。

 副田

 

体験談を通して感動する話が次々と語られましたが、話の要点をまとめてみました。

*人と関わることには大変な困難が付きまとうが、人との関わりは喜びや得ることの方が多い。

*関心や問いを持った時が行動を起こすチャンスである。

*ボランティアは仲間作りの楽しさがあり、仲間はでき、広がっていくもの

*一人ではなく、いろんな機関との関係つくりの必要性、でもそれには大きな責任が伴い、お互いの信頼と支えあいが大切。

でも副田さんが最も言いたかったことは「人間はかかわりの中で生き、力を貰い、生きる意味が分かる」ということと、「夢を持ち続けるボランティア、夢を持ち、必要な努力の上にこそ実現が待っている」ということだったと思います。

 

次回ボランティア養成講座は、下記のとおりです。

日 時:2017年10月7日(土)13:00~16:00

講 師:東孝博先生 篠崎医院豊科診療所所長・精神科医

東京カリタスの家 スーパーバイザー

テーマ:「こころの病を持った人への添え木」