ボランティア養成講座について

5月に始まった今年のボランティア養成講座は3回を終えました。多くの方にお集まりいただき、講演を静聴の上、活発なグループディスカッションを繰り広げていただいたことに感謝しております。

初回アンドレア司教の講演では絵画を素材に、どんな人の苦しみにも耳を傾けることの大切さを教えられました。石丸昌彦先生は精神医学の立場から、高齢期に起こりがちなトラブルに自分のこととして向き合う心のゆとりを、五味一英先生は終末期に立ち会う看取り医として最後まで人生を生ききる人生会議の方法を教えてくださいました。

後半は6月14日(土)の生命科学者・中村桂子先生の講演と6月28日(土)の社会福祉士・峰毅先生の講演を予定しています。

一人でも多くの方に受講していただくために、講座当日までお申し込みを受けつけています。後半だけでも充分理解できる内容となっています。これからのお申し込みをお待ちしております。

2025年度ボランティア養成講座のお知らせ

2025年度のボランティア養成講座は、『高齢社会にボランティアは何ができるか』をテーマとし、計5回の講座を開催します。

現在我が国は65歳以上の人口が20%を超える「超高齢社会」を迎え、幼児、少年少女、青年、壮年、老年という人口のバランスが崩れようとしています。ボランティアが高齢者に対し、正しい知識と柔軟な対処、何より温かい寄り添いをもって臨めるよう、下記のとおり様々な分野から講師を招き、お話を伺います。

誰もが迎える「老い」を穏やかで豊かなものにするお手伝いがどうできるかを参加者の皆さまと一緒に考える集いとなるよう、そしてひとりでも多くの方にご参加いただけるよう願っております。

 

第1回 日時:5月17日(土)13:00-16:00

演題:高齢社会におけるボランティア

講師:カトリック東京大司教区補佐司教 アンドレア・レンボ師

 

第2回 日時:5月24日(土)13:00-16:00

演題:高齢者の心と体 ―衰えの向こうに見えてくるものー

講師:精神科医/放送大学名誉教授 石丸 昌彦氏

 

第3回 日時:5月31日(土)13:00-16:00

演題:最期まで自分らしく過ごすために

―人生会議(アドバンス・ケア・プラニング)という考え方ー

講師:在宅医 五味 一英氏

 

第4回 日時:6月14日(土)13:00-16:00

演題:高齢期を心豊かに ―生きものであることを忘れずにー

講師:生命誌研究者 中村 桂子氏

 

第5回 日時:6月28日(土)13:00-16:00

演題:知っておきたい高齢者の福祉制度

講師:カトリック東京大司教区本部事務局参与/社会福祉士 峰 毅氏

 

会場:東京カテドラル構内 カトリックセンター1F センターホール

参加費:1講座につき 1,500円

お申込:4月15日より受付開始

お電話(03-3943-1726 月〜土10時〜14時)

もしくは下のQRコードより下記よりお申し込みください。

画像2 ➤ 養成講座リーフレット

 

緊急のお知らせとお詫び

やっと秋めいてまいりましたが、お健やかにお過ごしでしょうか。

先日来企画しておりましたボランティア交流学習会「聴す・・・これ、何と読みますか 心を開いて聴く」の講師をお願いしておりました最首悟さんから、体調不良のため延期してもらえないかとの打診がありました。お身体のことであり、ご年齢も考慮し、今回ボランティア開発養成室は来年までの延期を決定いたしました。

すでにお申し込みくださった方、申し込みを検討なさっている方には大変申しわけなく、お詫び申し上げます。最首さんは是非とも「聴す」について皆さんと語り合いたいので中止ではなく延期にしてほしいとおっしゃっています。最首さんのご健康回復を待って、次回の企画に取りかかりますので、どうかお待ちください。皆さまのご理解をお願い申し上げます。

 

                    東京カリタスの家

                    ボランティア開発養成室