2016年度 第1回 ボランティア養成講座 ~聴いて、行う~

1回ボランティア養成講座を20165月21()に開催いたしました。

講 師:阿部 慶太 神父(フランシスコ会)

テーマ:「ともに開かれる」

講 師:小宇佐 敬二 神父(東京カリタスの家常務理事)

テーマ:「東京カリタスの家のボランティアとは」

 

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阿部慶太神父様は、川崎と大阪で在日韓国人のオモニとハルモニへの識字教育のボランティアをなさっていらっしゃいました。

金幸子(キムヘンジャ)さんが、字が読めるようになり、自分の名前に込められた幸せになってほしいという親の想いを知った瞬間に、今まで持っていた親に対する、学校に通わせてもらえなかったという恨み、辛みから開放されたという話が印象的でした。文字を通して、文字を教えることで「ともに開かれる」目に見えない開放が訪れるというボランティア体験をお話くださいました。

新たにボランティアを始める人へ「スタートに遅いと言うことはありません。自分の中にボランティアを通して色々な変化が訪れます。変わることで化学変化が起こるのです。」とメッセージをいただきました。

小宇佐敬二神父様からは、東京カリタスの家のボランティアについて、「キリスト教精神」「カリタス(愛)」「ボランティア」「家族福祉」の4つのテーマでお話がありました。東京カリタスの家のボランティアのあり方は、相手の方をカリタスの家のメンバーとして迎え入れ、互いの関わりのなかにある幸せに向かってともに歩んでいくことです。ぜひ、東京カリタスの家のボランティアとして活動に加わっていただきたいとの呼びかけがありました。

 

また、受講者の方々からの感想をいくつか紹介させていただきます。

・阿部神父様が「面白そうなボランティア」と発言されていて、ボランティアは自己犠牲との認識があったので目からうろこでした。ボランティアを高尚なものと考えすぎていたのかもしれません。

・教会内で奉仕を10年していますが、改めてボランティアの意味、特にキリスト教精神に基づく意味をはっきりと認識できてよかったです。

・具体的なお話と理論の両方があってよかったと思います。また、グループの分かち合いは、自由な雰囲気でよく話すことができました。

・個人的に何をしたらいいか分からず経験がなく、資格もないため月日が経っていきました。今回、この講座のチラシを見つけたことは、神様からのおまねきだと思います。この講座を通して何をしたらいいかも見つけられたらと楽しみにしています。

 

2回ボランティア養成講座は、618日(土)1300~です。

なお、2016年度のボランティア養成講座は始まりましたが、今からでも受け付けております。

お電話03-3943-1726、ファックス03-3946-9156またはメールでお申込み下さい。