〔家族福祉相談室 研修会 Ⅱ〕

2016年9月30日(金)に今年度2回目の研修会を行いました。

講 師: シスター野本佳子先生

(家族福祉相談室スーパーバイザー)

テーマ:「相談者によりよく関わるために」

家族福祉相談室スタッフより担当しているケース対応具体例2例が出され、講師よりアドバイスがありました。その後人間学・エニアグラムの9つのタイプについて説明をしていただきました。それぞれのタイプについての対応の仕方についてお話もあり、相互の信頼関係を築いていく上で指針となる有意義な研修会でした。

「相手について判断しないで今ここにあるがままに受け入れていく」「自分自身を知った上で相手に対応していく」という講師からいただいた言葉を実践していきたいと思いました。

エニアグラムの図
エニアグラムtype

〔家族福祉相談室 研修会 Ⅰ〕

2016年7月29日(金)に今年度最初の研修会を行いました。

講 師:副田 一朗 先生

(特定非営利活動放任生活困窮・ホームレス自立支援 ガンバの会 理事長)

テーマ:「子どもの貧困問題」

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ガンバの事業は、ホームレスの方の支援に始まりました。対象者のニーズにより、シェルターやケア付き住宅、就労支援など様々な事業を展開されています。

利用者は年々、若年齢化の傾向が見られるということです。貧困家庭が急増している社会背景に基づき、教育の重要性、コミュニュケーション能力の向上のため、2012年ガンバ夢塾も開始されています。

お話を聞きながらガンバの伴走型支援は、家族福祉相談室の活動の基本姿勢と共通しているのを実感いたしました。

〔家族福祉相談室 研修会 Ⅲ〕

2016年1月22日(金)に第3回目の研修会を行いました。

講 師:山崎 美貴子 先生(東京ボランティア市民活動センター所長)

テーマ:「支えあいの関係づくりを築きながらコーディネーション力を高めることにより、より添った相談対応を進める」

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家族福祉相談室へのご相談は、複雑で多岐に渡るものが多くあります。

まず、相談の場において、「人が人と出会い、かかわりながら、共に支えあって、繋がりあう入り口作り」をすることの大切さ。次に、山登りのように頂上を目指して共に歩んでいく方法を考えるために「エコロジカルマップ(その方の利用できる資源の地図)」作りの意味を、質問・回答形式を交えながら教えていただきました。

『その人を完璧に理解できないが、その人を理解しようとする努力をすることはできる。』というお言葉が印象的でした。

個の支援と面の支援をつなぎ、一体的に支援をしていく努力をこれからも更に続けていけたらと思います。